bQ3 中国4千年格安ツアーの旅


2009年 8月1日から 中国・北京(4泊5日)

 今年は国内ツアーに納得のいく内容と価格設定のものがなかったため、海外に視点を変えてみました。インターネットで調べてみると、アジア方面が安めです。検討の結果、クラブツーリズムが主催する「ホテル日航新世紀に3連泊 デラックス北京4日間」に申し込みをしました。他の多くのツアーが「4日間」と謳っていても、成田を夜出発して最終日は午前中に帰ってくる日程がほとんどだったので、午前中出発の夜帰着のこのプランは魅力でした。
 往復全日空便利用(JALの場合もあります)、朝3回・昼2回・夜3回の食事付きでひとり44800円でした。頤和園・紫禁城など、北京周辺の観光スポットはほとんど網羅されている日程になっていました。
 

フライ・パンダ 機内食 北京上空
 北京線には「Fly!Panda」の特別塗装機が使われていると思っていましたが、残念ながらどこか他の都市に飛んでいってしまいました。  離陸後しばらくして、機内食が配られました。「ビビンバ」と「パスタ」の2つから好きなものを選べたので、「ビビンバ」をもらいました。結構おいしかったです。  着陸まで間がない、機外の風景です。視界は極めて悪く、かすんでいて遠くまで見通せません。
首都国際空港 頤和園 輪タク
 北京空港(北京首都国際空港)です。「巨大」な空港で、ここでまず中国の大きさを感じます。  ゲートでガイドと落ち合い、そのままバスで頤和園へ向かいました。人の多さに圧倒されます。  胡同。胡同というのは、北京の古い街並みのことです。ここを輪タク(お客が2人乗れる3輪車)で疾走します。
北京動物園 鳥の巣 明の十三陵
 2日目。ホテル近くの「北京動物園」で、パンダを見学しました。さすがに北京。たくさんのパンダがいました。これは日本では見られない風景です。  去年のオリンピックのメイン・スタジアム「鳥の巣」です。となりにはオリンピックプール「水立方」があります。このあたりは、ものすごくきれいに整備されています。  北京市内から1時間ほどのところにある「明の十三陵」です。明の時代の王様の墓がある場所です。
万里の長城 日航新世紀 人民大会堂
 「明の十三陵」から小1時間のところにある、「万里の長城(八達嶺)」です。実際に城の上を歩くことができます。ものすごい急斜面のところもあって、歩くのはなかなか大変です。  格安ツアーは、利益を確保するために旅行会社の契約したところ以外では金を使わないよう誘導します。客が市内を自由に歩いて「本当の」北京の物価に気付かないように、「危険だからホテルの外には出ない方がいい」とガイドは脅かします。北京は世界的に見て最も治安のよい都市ですから、全くのインチキです。ものにもよりますが、観光地の商品は4倍、ガイドのすすめる商品やサービスは10倍ほど高いようです。
 ちなみに、ツアーで立ち寄ったレストランで現金を払って飲んだコカコーラ(缶)は20元(約300円)ほどでしたが、コカコーラは市内のスーパーでは1.75元(約26円)です。
 3日目。人民大会堂です。ものすごく大きな建物で、屋根に掲げられている赤いエンブレムが目を惹きます。
天安門 紫禁城(故宮博物院) 故宮博物院
 天安門広場です。広大な広場ですが、特にイベントがあるわけではないのにたくさんの人たちが訪れていました。中国の人の多さを感じます。  天安門をくぐり、いくつかの門をくぐった先に紫禁城の本殿が見えてきます。沖縄の首里城によく似ていますが、規模が全然違います。  景山公園の小高い丘に登ると、紫禁城(故宮博物院)の全景が見えてきます。この景山公園は人工の丘で、紫禁城をつくったときの残土でつくられたのだそうです。
民芸品店 天壇 カンフーショウ
 日程の随所でショッピングに案内されます。単価が高いので買う人は少ないのですが、それでもたくさんの店員が雇えるのですから、利益率はよいのだと思います。本当に欲しいもの以外は、手を出してはいけないと思います。普通のお土産は、空港の出国手続きが終わったロビーでも買えます。空港は普通の観光地価格に近いです。  天壇です。北京のシンボルになっている公園で、市民の憩いの場でもあります。丘のふもとに長い回廊があり、そこでは市民が歌を歌ったり、トランプをしたりしていました。  オプショナルツアーの「カンフーショー」です。観光客向けなのでナレーションは英語で、舞台上の電光掲示板は中国語の字幕が出ます。ストーリー展開は単純なので、言葉が分からなくても内容は理解できます。
カルフール 日航新世紀ロビー 機内食
 4日目。朝、娘が腹痛を訴えたので、午前中の観光をキャンセルして、直接空港に向かうことにしました。11時過ぎにホテルを出ればいいので、ホテルの向かいの「カルフール」でおみやげ物を買いに行きました。
 缶ビール12本、ジャスミン茶3箱、中国のインスタントラーメン5食、中国のポテトチップス5箱、中国版おっとっと6箱、中国版オレオ30袋、中国版オレオのようなクッキー15袋、コーラ2本で260元(約3900円)でした。機内預けサイズのキャリーバックに一杯になりました。
 日航新世紀のロビー吹き抜けです。
 ホテルから空港まではタクシーしか交通手段がありませんでした。運賃を聞くと高速代も含めて100元(約1500円)ほどとのこと。ホテルのスタッフ(日本語OK)にお願いすると、運転手に行き先と運賃の確認をしてくれて、不当に運賃を請求されないようにタクシーのナンバーと緊急の際の連絡先が書かれたカードをくれました。
 空港までは30qほどの距離がありますが、高速を使って30分ほどで到着しました。料金は高速代(10元)を含めて95元でした。
 帰りの便の機内食は焼き肉定食のようなものとパスタの2つのメニューから選べました。昔より、味はよくなっていると思います。座席にビデオ・オン・デマンドシステムがあるので、好きな映画が観られ、退屈もしません。
日本上空 ヒルトン成田 眺望
 日本上空にさしかかったとき、機長からアナウンスがありました。娘は中国の雰囲気に馴染めなかったので、日本に戻ってきたというのを聞いて本当にうれしそうでした。  日本到着が夜の7時頃なので余裕で家に帰れるのですが、ヒルトン成田に後泊しました。車も止めてあったのですが、宿泊すると駐車場代(7500円)が無料になりました。  5日目。ゆっくり朝寝坊をしてのんびりと朝食を取り、プールで遊んでから、2時ちょっと前にホテルをチェックアウトしました。家までは、車で2時間ほどです。
格安ツアーに参加した感想

○観光
 観光は、しっかりとさせてくれます。ガイドの日本語も流暢で、説明もとても詳しくしてくれます。観光部分は、満足です。

○食事
 食事は豪華ではありませんが、けっこうよかったです。回転テーブルの大皿の料理を取って食べるスタイルで、はじめは遠慮がちでしたが、徐々に慣れました。食事は思ったよりよかったので、満足です。
 ただ、現金で払うビール(30元)やコーラ(20元)は「ぼったくり」の領域だと思います。

○ショッピング
 随所に、参加者にお金を使わせようという下心が透けて見えていて、興ざめでした。納得のいく価格設定かというと全然そんなことはなく、かなり高額な印象を受けました。リーズナブルなお店に連れて行った方が参加者はよろこんで金を使うと思うのですが...。原則観光放棄ができないツアーなので足元を見ているのだと思いますが、この商売の方法は問題だと思いました。せっかく素晴らしい文化と観光資源を持っている国だけにもったいないと思います。ショッピングは、自分的には0点でした。

○総合
 日本語ガイドは一貫してとても親切です。観光スポットでは、本当に詳しく説明をしてくれます。その一方で、「盗難に注意」だとか「市内に出るのは危険」だとか参加者の不安をあおり、「中国で頼りになるのはガイドだけ」という精神状態に誘導します。その上で、「いい商品を扱っている店だから」「安いから」と店に案内します。ガイドを信じ切っている参加者は、実際には相場よりも高い値段で商品を買わされるという筋書きのようです。レストランの飲み物代が如実にその事実をあらわしていると思いますが、他にもホテルに直接頼んでも100元(約1500円)ほどのマッサージを200元(約3000円)で斡旋していたのでほぼ間違いはないと思います。
 ショッピングに関しては全くのぼったくりだと思いますが、観光と食事は十分に満足できます。からくりが分かっていればガイドに依存する精神状態に誘導されることはありませんから、全く格安で観光を楽しむことができます。

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